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欅坂46のデビュー曲は「若者よ選挙に行け」というメッセージ

欅坂46 『サイレントマジョリティー』
https://www.youtube.com/watch?v=DeGkiItB9d8

次の参院選から、選挙年齢が「18歳以上」に引き下げられるのは周知のことだが、その直前にこの曲を発表した秋元康がおろしく、そして素晴らしい。

歌詞が民主的な社会を射抜きすぎている

YESでいいのか
サイレントマジョリティー

どこかの国の大統領が言っていた
声をあげない者たちは賛成していると
選べることが大事なんだ 人に任せるな
行動をしなければ NOと伝わらない

秋元康, 「欅坂46 - サイレントマジョリティー」

引用したのは政治用語「サイレントマジョリティー」の辞書にしてもよいくらいに民主政治の概念を言い当てている部分だが、詞の全体を通じて実に的確に民主政治の理想を表明している。それが若者を鼓舞する情動的な曲調と相まって、聞く者の心を奥底から揺さぶる。湧き上がる感情を抑えきれなくなってくる。

それは本来、自由な社会にとって何よりも必要とされる推進力であるにも関わらず、閉塞感漂う現代日本において最も忘れ去られているひとつだろう。

この曲は啓示だ。欅坂は預言者であり、神は秋元康。

秋元氏は、アイドルが本質的に持っている信仰的かつ明示的な性質を活用して、若年層を政治的に開眼させようとしている。少なくともこの曲についてなら、間違いないくそう言い切れる。人生を通じて自分らしく生きてきた秋元康自身を神として、アイドルを預言者に見立てて、今の世の中に欠如しつつある「若さ熱さ自由」を深く鋭く伝達しているのがわかる。

もしこの新曲に込められたメッセージを凡庸に換言するとこうなるだろう。

「若者よ、声を挙げないと、この社会はすぐにひとくくりにするぞ。大人の期待になど答えても、その見返りなどないぞ。生きたいように生きろ。自分を表明しろ。選挙もその機会のひとつだ」。

アイドルのデビュー曲なのに恋愛の要素ゼロ

そもそも、アイドルのデビュー曲にこれほど政治色の強い歌詞を持ってくるというのは本当に異色のことであるし、それほどまでに夏の参院選を重要なタイミングとして位置づけているのだとしたら、その危機感をぼくはとてもよく理解できる。

実は少子高齢化と言われているが、若者の有権者の数は全体から見ればそれほど小さいわけではない。何が問題かと言えば、選挙に行く若者が致命的に少ないことだ。

更に18歳に選挙年齢が引き下げられる次の参院選でさえ、もし若者の投票率が低いとなれば、若年層の民意は「文字通りのサイレントマジョリティー」と化してしまう危険性がある。正確に言えば、政治家が自分に投票してくれる人のために動こうとするのは極めて真っ当であって、ゆえに民主制の論理として、選挙にこない人間に気をつかうことはなくなってゆく。だからこそ、これほど若者にとって危機的なタイミングはないということになる。

貯金をくいつぶし未来に負債を押し付けつづける現代社会にNOを突きつけろ

待機児童や、子供への公的支出割合が悲劇的に少ないとか、そういう若者や子供たちへの未来の投資を怠って、貯金を食いつぶしつづけている政治状況を打開するには、やはり若者が選挙で存在感を示すことが不可欠となる。しかし相変わらずの低投票率であれば、政治家たちは「若者の声を聞こうとしたが、彼らは答えなかったんだ」というような言い訳を臆面もなく語れるようになってしまう。

それでいいのか。

秋元康は欅坂46を使ってそう訴えかけている。

最後に

実際に秋元康が危機感を抱いているかどうか、それはわからない。しかし、たとえもし歌詞に立ち上る危機感がフェイクであっても、この曲をこの時期に発表したそのことをもって、ぼくは彼に敬意を表したいと思う。

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