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周回遅れの僕たち

僕たちはみんなゴールの決められていない長距離走に参加している。生まれ出た瞬間から、400Mのグランドを息切らせ走りはじめる。もしそこに遅刻してきた観覧者がいたとして、パッと見ただけでは、誰がどれだけ周回を重ねたのか理解するのは簡単な事ではない。先端でトップ争いをしている奴のそばに、たった一週しかしていない奴が重なっている可能性がある。

一体何の話かといえば、これは思考の話です。世の中について、どれだけ深く思い巡らせているかという指標です。

政治家を選ぶ時にこそ、僕たちはこれを見極めなければいけない。平和と叫ぶ事は誰にでも出来る。だから、平和に何を乗せて叫んでいるのかを見ない限り、どれだけ周回を重ねているのか判断する事はできない。

たとえば「日本も原子爆弾を持つべきかもしれない」という発言ついて、答えのインパクトだけをとって頭ごなしに非難するのは簡単だけど、なぜそう思うにいたったのかを聴かない限り、本当の真意を理解することはできない。もっといえば、現時点の結論なんていくらでも変化しうる。今、戦争は良くないと思っていても、明日には戦争もやむをえないと思うことだって十分にありえる。それはつまり、様々を考えるからこそ変化するんだ。悩み、必死に思考するからこそ動くんだ。もしかしたら彼は、誰よりも日本の未来を憂う生粋の「平和主義者」かもしれない。思想の違いよりも、まずはどれだけ深く思考しているかという部分こそ見るべきなんだ。周回を重ねた相対する意見が話し合うからこそ、有益な結論に行き着く可能性が生まれる。

民主主義のことが別称として「衆愚政治」なんていわれてしまうのは、ダラダラと聞こえのいい単語を繰り返しながら、走る事もせずに「思考した深さ」を偽装する”一部”の政治家に気づけない、更に周回遅れの僕たち愚か者が溢れているからだ。

ふざけんなよ。僕は利用されたくない。今の多くの大人たちがそうであるようにはなりたくない。せめて政治家を選ぶ時に、まじめに走っている人間か、走るフリをしている人間か、それぐらい見極められるようになりたい。

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